偶然を楽しむ教科書

素敵な偶然をお届けしたい。

ベンチャーってぶっちゃけどううなの!その⑥ベンチャーの採用基準は意気込み?

ベンチャーに入社しようか迷っている人は多いと思います。
ブラック企業ではないか?自分は通用するか?会社になじむか?はたまた
大手のほうが、成長できるのではないか?など色々迷いはあるかと思います。
ベンチャーを一般論でまとめると判断付きがたい状態になるので大企業かベンチャーかで迷っている人はこちらを参照ください。

shibakoooen.hatenablog.com

今回は「ベンチャーに入社したい!」と意思は固まっているがどこがいいのか迷っている人向けに、ベンチャー採用基準から発見できる成長できるベンチャー、出来ないベンチャーに関してお伝えしたいと思います。


なお私の勤めていたベンチャーは、口だけの張りぼてベンチャーだったので「Forbes世界を変えるスタートアップ100選」などのベンチャーとは違うのでご了承を。


張りぼてベンチャーの人事事情
退職者は常に発生している。入社してびっくりしたのが退職者の多さです。
60人規模でも毎月1名~2名は退職する。
その分補充するので常に採用をしている状態です。


時には60人規模で「今月10名退職」など部が1つ消滅する程度の退職人数でも特に驚きはない。
退職理由は様々ですが会社の中身(サービスや技術力)がないので、採用しても成果が出ない、手ごたえを感じないのでやめる人が多かったですね。特に私のいた会社は半年で成果出なければ降格でしたので、家族持ちの人は厳しい状況でしょう。

 

ブランディングの効果でひとは集まる
言葉を並べて表面上のブランディングはできているので募集したら人は集まります。
有名大学からの新卒、有名メーカーからの中途採用など多数入社していました。
直近2年間の1年内の離職率は9割を超えていたのでまぁまぁやばい状態。


残っているのは、創業から参画している古参社員(経営幹部)と経理財務など業務が比較的固定的な特定部署のみとなっていました。
ベンチャーあるあるで、仕事が人に紐づいているので、成長機会を部下に渡せない。


かと言って仕事を囲い込んでいるのではなく、単にマネジメントできないだけが理由。
目まぐるしく人が入れ替わるので、まったく名前が覚えられない。中には名前すら知らずに辞めていく人がいらっしゃったりと、なかなかの無法地帯ですね。


張りぼてベンチャーの面接
ほぼ意気込みと、はきはきしゃべるかだけで決まることが多かったです。
不採用の人は、ちょっと暗くって自分の意見を言えない人。こういう人は落ちました。


過去に何をしてきたか、入社後の期待などは聞いたり話すことはなく、どちらかといえば面接官がやたらと自社アピールし、「うちの会社すごいだろ!」てきなトークがさく裂。とにかく入社させたいので、「今のままで人生終えていいのか」と誘導的なマインドコントロールを行うのも手の内です。


入社した結果
ベンチャーからしかたないけど、ほとんどが職種と業界の未経験を採用してしまっている。面接で双方確認しないのがミスマッチのもとではあるが、ええ加減学ぼうぜ!とも思う。

採用して成果出ない人が多いことから、人事評価は半年で降格人事を行う降格人事の対象は売上であるが、サービス、技術など提供物がないので出資金や協賛金の獲得金額が目標値。

資本提携の金額を年間数十件単位(サービス販売レベル)で設定してもできている人がいない。
しかし、出来なければ半年て降格という、かなり厳しめの見立てですね。
まぁ売り上げの大半は関連会社の仕事のぐるぐる回しの受発注、ランニングコストは出資金と借金で賄う会社なので何とも仕方がないというところかと。


手探りで手繰り寄せる
とは言ってもベンチャーに入社する人はタフ。私も含めて教えてもらえるとかは考えていない。市場が無くてもあの手この手で切り開こうとします→ここが成長できる要素です。タフになります。


残念ながら退社する理由は、
1)張りぼてなので全員受注ができず成果があがらない。いい話にこぎつけても受注したあと受ける人がない。結果、協賛や出資金の話しか進められない。

2)資本提携の成果では成果があがらない
KPI管理だけで評価する大企業病なので半年で降格

 

張りぼてベンチャーに入社したら、中身がないのであとあと大変。
ただし意気込みだけで入社できるので、どうしても仕事がない人は入ってみてもよいかもしれません。

知人の中身のあるベンチャー(成長中)の面接は、当たり前ですが過去経験を
ヒアリングし、入社したあとの期待を説明し双方過不足を確認したうえで、自社のビジョンへの共感などを意見交換や働く意欲などがあり・・・と。順序はともかく、「意気込みだけで採用」はやらないと聞きます。
なぜなら、「ベンチャー入ったら、夢に向かって好きなことをやれると思う勘違いさんが多くて困る」と言ってました。

 

まとめ
ベンチャーに行きたいという人は、とにかく数多く会社を受けましょう。
・意気込みやビジョンへの共感が面接の大半を占める企業は張りぼてベンチャーの可能性があります。
・ビジョンへの共感だけではなく、過去経験、スキルと今後の仕事内容の説明を行い双方で過不足の確認を行う企業はまぁまぁ普通。
・受かるなら入ってから手探りで仕事することは当然あり、覚悟があることを伝える

失敗も成功の元なので何とも言えませんが張りぼてベンチャーに入社すると、時間がもったいない気もします。

ベンチャーは数社受けて、面接官が入社後の業務イメージを具体的に説明できる企業を選ぶと、大企業よりも成長できる時間を過ごすことができると思いますので、しっかり見極めてチャレンジしてみてください。

 

 

あなたの会社だけではない!日本でDXが進まない理由その① 進まない理由、進めたくない理由はいっぱいある

デジタル化、デジタルトランスフォーメーション(DX)。
最近ではサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)など、巷のプレイヤーやメディアによりどんどん新しい言葉が誕生しています。
しかしながら、どこの企業も数年来、一歩も進んでおらず、Excelなど既存ツールを駆使する職人技で切り抜けていることも多いかと感じます。

 

日本でDXが進まない理由などはWEBにたくさん語られているのでお譲りするとして、仕事柄DXやデジタル化に関わった私的観点で、もう少し生々しい視点をお伝えし、「自分の会社はDXが進まない」「プロジェクトリードしているけど一向に前進しない」という不安や悩みを抱えているかたにあ~そうだよな~と思っていただけると幸いです。

 

ちなみに、こうすべきだ論はないので解はないです。単に、「あ~自分のところだけでなくほかの会社も一緒なんだ」と思って、少し安心してもらえるといいなと思います。


ちなみにDXが進まない理由のアンケートでは7割が構想、体制に課題と出ていますね。
私の書いている内容も、体制って言えば体制の話かなとも。

www.sbbit.jp

 

DXが進まない理由とは(私見
日本でDXが進まない理由、それは当たり前なんですが、DXに取り組まない、前に進まない、システムを導入しないからです。DXって言葉の定義と規模感もありますが、それぞれ企業により、導入内容、施策、規模感は異なるかと。
例えば製造業ではトヨタ自動車が自社の○○工場の投入計画、製造などの工程をデータと連動したロボットを導入することと零細企業が、型抜きだけをロボット化しデータで投入生産計画と連動することは、規模は違いますがどちらもDXと言えます。

 

逆にトヨタが型抜き工程の一部をDXにしました。といっても企業規模が大きいので、その場合はDXと言えますが部分最適となり、生産力向上に繋がる要素は限定的であるといえるかもしれません。(トヨタさんごめんなさい。あくまでも例題です)
ということは各企業に適した規模でDX化を進めないと、投資効果は限定的になります。
従ってどこの企業も、それなりの規模で導入しようとします。

 

するとどうなるでしょう。1部署で完結することなく、部門横断型のプロジェクトとなります。そうなると、途端に各部、セクションの利益反芻が発生し途端にプロジェクトはスタックすることが多い。トップダウンで横断型プロジェクトチームを発足して推進しても同じことが起こります。そして結果として検討段階まで進みますが、導入はスタック、またはかなり規模を縮小した施策となり効果が限定的になる。

 

注意点は、目に見えてスタックしているなら対応しますが、検討会(総論)賛成、意思決定段階(各論)反対が起こることが多い。総論賛成、各論反対ですね。この場合、推進段階は順調。しかし実は、誰も賛同しておらず、机上の空論のまま月日が流れる。特に社長直轄プロジェクトとなどでスタートして、現場の声(各論を反対する人々)でつぶれることを結構経験しましたね。


まさかの十数年前に頓挫したプロジェクトが再始動
ある企業では、十数年前にDXに取り組むために、2年のかけて計画を立てられました。
そして、テストとしてシステム導入を行い、テスト運用を行いましたが、結果、誰も使わなかったのでテスト段階でお蔵入り。そこから、十数年放置され、再び同じ議論が出てきます。導入支援ベンダーが入り、「万全の態勢ですすめる」という意気込みで、順調に進んでいるように感じていましたが、意思決定会議が行われる週の月曜日からあちらこちらから、反対意見が出てきて、最終的には全く違った目標に仕上がっていましたね。


DXはというと、反対勢力からも攻撃を受けて、お蔵入り。こうして、DXは机上で議論されつくされることはあるが、現実的に導入できない状況。議論につくした時間は半年という感じでした。

進められないのではなく、意図的に進めたくない力が働いているとしか考えにくい状況と感じます。進めたくない人は現場に多く、現場で多くの知見を持っている仙人のような社員がボトルネックになっていました。プロジェクト参加者が「進めるために課題を解決する」という意思はなく、仙人社員が呈示する”出来ない論”が山積みに。この、仙人社員は意図的に進めないようにして自分の仕事を守っているとか、他人に手柄を取られなくないと言った悪意ではなく、「DXなんて信じられるか。進めたら会社がぐちゃぐちゃになる。俺は(私は)会社を守っているんだ」という善意が多いように見受けられました。だからこと逆に厄介なんですよね。まぁ中には「DXを進めて効率化されたら自分の無能ぶりが浮き彫りになる」という理由で反対する人もいましたけど。

 

たしかに既存の業務に慣れた人にとっては変化は面倒だし、運用責任部署である自分たちが計画に賛同してしまうと後々、責任取らないといけないからという理由も意図的に進めない理由であると考えられます。そして、一部機能の改善程度の導入にとどまることが良くありました。一部でも導入できればそこから課題を抽出して進めるというのもあるのでOKかとも思います。


ちなみに会議の席も酷いもので、担当役員が不在の会議では両部賛同しているが、役員が出席する、何かを意思決定する会議では、真逆のことを話したり、書類の記載事項の枝葉末節にこだわって議論を壊したり。。。


海外の企業にしてやられている始末
そうしているうちに海外企業は着々とあの手この手で進行し業界シェアを奪っていくんですね。自分たちの乗る船が沈むのに、自分の部屋はキレイにしておくって感じですかね。

大なり小なりこのようなことを見てきまして、日本ではDXを進めるのは無理なんではなくイヤなんだろうなと思います。

 

でも、ディスカッション(本来の意味の議論ではなく、単に迎合しあう話し合い)は大好きで、「DXとはこうあるべきだ!」「こうすればDXは進む!」は大好き。あと勉強も大好きであちこちでセミナーも開催され大盛況(だろう)。

 

こういう時期を経て、あたらしい改革が進んでいくのかとも思いますが、昨今世の中の文化風潮を変えているのは、海外のテクノロジーや企業が多く、強く我々の日常生活に食い込み、切っても切きれない関係になっていることを考えると、日本企業に勤めること自体リスクなんじゃないかなとも感じています。

 

日本企業でも大手自動車メーカーでは改革のトップダウンが「人ごと入れ替えるぞ!」と強い現場に立ち向かい、世界と戦う本気の姿勢が見て取れます。

www.jiji.com

今回は単に私が見てきた一例ですが、DXが進まない理由はDXを進める気がない。ということはあながち的外れでもなさそうかなと。私もDXに仕上げれられなかったなという悔しさもありつつ、まぁしゃーなかったなとも感じています。もちろん、進められている企業もたくさんある。特に既存ビジネスのDX化というのよりも、市場を攻めるための新しいサービスやプロダクト開発は、手探り状態ですが前進している例も多くあります。それらはまたの機会にご紹介できればと思います。自社でDXが進まない!プロジェクトが動かない!という方々は、皆さんだけの課題じゃないですよ。と思って頑張っていただければと。

 

【体験】キャリアは悩むよね。キャリアは偶然つみあがる「メガホンで殴られる喜劇」

キャリアプランってしっかり描ける人はどの程度いらっしゃるのだろうか。
悩みますよね。若ければ決めた目標は狭く感じるし、中堅超えたら大体のキャリアの道が見えてくるので、いずれにしても不安や悩みはつきものかと思います。

 

自分のやりたいことをやって人生を謳歌できればいいけど、やりたいことって何!?というのもちらほらあるかとも思います。私も同じように特にやりたいことってないのですが、チャンス?機会?が訪れ、面白そうだと思ったらとにかく動いてました。


お蔭で、事業のV字回復に遭遇したり、パワハラで会社対ハラスメント者が訴訟ぎりぎりまで行ったりと、積まなくてもよい経験まで体験することができました。


今回は、キャリアプランが立てられず、好奇心と行動力で業界を6回にわたり転職した経験を元に、「キャリアの不安や悩み」がある方に「こんな人生もあるんだから、自分は全然マシなほうだと」少し心を癒していただける記事を書いてみました。

 

こんな方におすすめ
・キャリプランが明確にない
・1度きりの人生だからいろんな経験をしたい
・人生にメリハリ付けたい
・転職を迷っている など

 

上司にメガホンで殴られてもキャリアは築ける

20代に行政や民間企業のイベントを企画・運営する仕事をしていました。
極寒の中でのカウントダウイベントや灼熱の海水浴場での花火打ち上げと当時は予算が潤沢なイベントが多かったので派手な演出がもてはやされていました。あるイベント現場。国宝級のお寺の袂で、盛大なコンサートイベントを開催。私は運営担当者として、参加。社長はメガホンをもって、コンサートのリハーサルに向け指揮をしているところであった。

音響チェックの際にその事件は起こった。道路挟んで向かい側にあるビル工事現場がかなりの騒音でうるさくなってきた。もちろん先方も配慮してコンサート本番の時間帯は音が出ないように配慮してくれている。しかし、いまはリハーサル前の音響チェックである。特に配慮はなく工事は進行している。もちろん騒音も。そのタイミングで社長に交通整理などで使用される拡声器で殴られ、「はやく工事を止めてこい!」と怒鳴り散らされました。


そんな理不尽な指示?感情?でキャリアをスタートしていますが
その後紆余曲折があり、マーケティングという職で飯が食えるようになっています。

 

今いる環境や出来事は人生の一部でしかないと知る

その後、縁あって事業会社のマーケティング部に潜り込むわけなんですが学歴も経験もない僕に機会が訪れるわけです。その時の転職年齢も35歳。当時は35歳転職限界説というのがありました。転職エージェントに登録しても私の学歴、職務経験だと紹介できる企業はないと太鼓判を押されてしまう始末。別のエージェントに登録しても常に同じような回答で書類すら出してくれない。

そのうち1社が「紹介はできないが、直接応募も受け付けているので応募してみては」というアドバイスをいただき、さっそく履歴書を
送付。なんと面談迄行き着くことができました。学歴なし、経験なし採用にもかかわらず、面談で5回、役員面接まで行う状態に。期間は最初の面接から半年かかりました。
おかげで、入社して、エリートさんたちと仕事することが始まりました。

 

好奇心と行動こそが機会を生む
メガホンで殴られるキャリアから好奇心だけでマーケティングへ転身しましたが辛いことも多く、人間万事塞翁が馬ってホントだなとみ思って体験しました。でも好奇心やチャンスかどうかわからないけどやってみるか!とトライしなければいまだにメガホンで殴られているかもしれません。

 

何かしようと行動すると失敗するのは当然です。私も6業界経験しましたが3業界は失敗
目立った成果も出せず、撤収するように退職する経験もしました。逆に、世の中でも知れ渡る事業のV字回復の当事者になることやプロ野球チームの優勝の瞬間に、球場演出のディレクターとして立ち合えたり、様々な機会を得ることができました。


それもすべて好奇心から行動に移った偶然の代物かと思います。
この偶然を計画的に生み出すことがキャリアなのかなと思います。

 

計画的偶発性理論っていうキャリアの考え方もあり、とても共感できることが書いてありますので是非一読ください。


計画的偶発性理論

www.rgf-professional.jp

計画的偶発性理論によると、個人のキャリアの8割は偶然から作られます。しかし、ただそれが起きることを待っているだけでは、キャリアは広がりません。 

予期せぬ出来事が起きた際に行動できるだけの準備をしたり、偶然の出来事に遭遇すべくフレキシブルに行動したりすることで、チャンスが生まれるのです。 


キャリアプランで悩んだ際にはパソコンの手を止めて数日遊んでみてはいかがでしょうか。自分の好奇心、好き嫌いの先にある機会に偶然遭遇するかもよ。

 

今回は渡り歩いた経験からキャリアプランについて書いてみました。
いろんなWEB情報を見てらっしゃると思いますので、なるべく生の声として
お届けしてみました。

【体験】シェアハウスって実際どうなの?入るか悩むその②「コロナ大丈夫なの?」

私は既婚者で戸建てに暮らしておりましたが、一人で暮らしをしてみたいという思考に取りつかれ一人暮らし計画を始めました。

そのうち、一人暮らしの選択肢の中に、シェアハウスが入ってきまして。

私の若いころは、同居というと、寮生活や極貧アパートしかなく、シェアハウスってのがなかった。

このタイミングでしか経験できないと思い、妻も納得で1年のところを2年住むことができました。

シェアハウスに住みたいけど「コロナって大丈夫なの?」って不安や心配している人の参考になればと思います。

実際住んでみた感想はこちらに書いています

shibakoooen.hatenablog.com

シェアハウスに住んでるよって周りに話すと「コロナ対策ってどうなの」と結構聞かれます。
そりゃー気になりますよね。特に会社の人とかは「あんたが感染したら私らも危ない」と、それとなーく、遠巻きにヒアリングしてきます。ということで私の住んでいたシェアハウス内のコロナ対策について書いてみたいと思います。


実際にはコロナ対策は行われていない
2020年4月頃は、居住者が集まるリビングの椅子が間引きされましたが、それ以外はソーシャルディスタンスを守ること、3人以上の集まりは禁止という紙が掲示板に貼っている以外は特に対策はありませんでした。今では椅子も元通り。

これら対策は管理会社ごとに異なるのでしょうが、私の住んでいたシェアハウスの管理会社はベンチャーでもありかなり緩い状態だったと感じます。

本来は、リビングなどにもアクリル板の設置や、マスクを配るとかはやったほうがよくね?!住んでる人も管理会社もクラスター出ちゃったら大変だよ!って思ってましたが、「個人でできることをやってね」っていう風潮でしたね。あくまでも居住者の意識次第。

中には、居住者以外の友人を呼んでパーティをしたりする人もいたな。これを制限することもできないので、そういうことを気にしない人か言いたくても言い出せない人が住んでいたってこと。僕は全く気にならなコロナ禍なのに意識低いダメ男です。

でも、コロナを気にされる方はだめだろうな。どうしてもすべて分割とはいかずシャワーとかは共用部分はある。居住者で意識しようにも対策できないことも多かったと思います。

ただ居住者も意識的に、さすがに大々的なパーティは自粛傾向で少人数の飲み会、規模を縮小してましたね。


ついにコロナ発生しました
2021年に濃厚接触者がでました。この方は陰性だったのですが、濃厚接触が分かった段階で、管理会社に報告。

管理会社から居住者に通知が入り、その日のうちに4つあるトイレの内1つを濃厚接触者専用になり、シャワーも1つを専用になり。

該当している居住者は、住んでいる人にLINEで「ご迷惑をお掛けし。。。」と連絡。

初めての事態で、「シェアハウスでコロナ発生したら間違いなくクラスターだろうね」という話をしていたところ、濃厚接触者に続いて、とうとうコロナ陽性反応が1名でました!

コロナ発症!

この方は、熱が出て、PCR検査を受けると陽性。症状が軽かったことから病院ではなく指定のホテルで療養となりました。

陽性反応からすぐにホテルに住めるわけではなく、5日前後は自宅待機。この間シェアハウスに居ることになります。

まず管理会社からは「コロナ出たよ」という連絡と、先に続き、トイレとシャワーの専用利用。

新たな対策は、毎朝来ているた清掃のおばちゃんが来なくなった。おばちゃんへの感染防止。
食器用のふきんはキッチンペーパーに変わった。急遽だったのでキッチンペーパーの確保が間に合わなかったのでしょう。

めちゃくちゃ少量で1日保てないので、管理会社のお姉さんが毎朝補充をしていました。

今回新たな対策としては「SNSで投稿禁止」が盛り込まれた
ただでさえコロナで新規入居者がいないのに、これ以上、シャアハウスが嫌われたら会社がつぶれちゃいますもんね。

私の住んでいたシェアハウスではクラスターはでませんでしたが、他のシェアハウスではクラスターが発生。「シェアハウスやばいやろ」という風評を広げないための緘口令です。出回ったら完全にアウトですからね。

実際クラスターも出てますし

www.minyu-net.com

コロナで入居者激減
45名の入居者が気づけば20名に激減していました。

コロナを理由に退去はいませんでしたが、あたらしく入居する人がいない。

この時期あたりまえっちゃあたらいまえで、わざわざ共同生活空間に住む必要もないか。

 

結局どうなの
管理会社のコロナ対策はかなり限定的で、居住者も例えば、食事中もマスク付け外ししながら食べるなど、意識は徹底はしていない。家族で住んでいる程度の対応ですね。

ですのでコロナ気なる人は住めないと思います。

しかし、このタイミングで東京に出てきて家を探さないといけない!そして敷金礼金などイニシャルコストを安く抑えないといけない人はありかもとも。

コロナの前に住む場所が必要な人はしゃーないですよね。

コロナ前から住んでるから、家族っぽい感じで気にはならない人が多いので「おいおいリビングでもマスクしろよ!」とおもっちゃう人は避けたほうがよさげでしょうね。

【体験】ベンチャーってぶっちゃけどううなの!?悩むその⑤プロジェクトの優先度がつけられない会社の喜劇

ビジネスの優先度はなかなか難しいですが、これを間違うと目的も目標もない状態で
業務を走らせて、終わった瞬間に「なんのためにやったんだっけ」と時間を浪費しちゃいますよね。一般論としての優先度をつける重要性や方法はWEBサイトにいっぱいあるのでそちらにお任せし、私からは、ベンチャーで優先度なく仕事を進めていることで、プロジェクトや業務が前進しないベンチャー企業の生々しさをお伝えします。「ベンチャーに就職しようかな」と思っているけど、実際働いたらどんな感じかなと不安や悩みのある人の参考になればと思います。なお私の勤めていたベンチャーは、口だけの張りぼてベンチャーだったので本気のベンチャーとは違うのでご了承を。


優先度についてよかった記事はこちらです。

next.rikunabi.com

 

目的や目標無く業務指示が降り注ぐ

社長自身、指示は出したが目的や目標がぼんやりしていて、どのような結果を導き出そうとしているのかが見えていないケースは多々あります。社長と言えども人。「これはイケそう」と思い付きで、業務の枝葉末節の指示を出し、うまくいかないことは日常茶飯事。目的や目標を聞くことでうまいやり方を知っている社員も多くいるのですが、社長の思いつくやり方に固執して遠回りするという喜劇がたくさん発生しましたね。こんなことくらいで、イライラしていたらベンチャーなんて務まりません。

 

プロジェクトをスタートしてことも忘れている

プロジェクト発足したのも忘れて、次々新しいミッションがタケノコのように出てくる。毎週の経営会議で、プロジェクトの進捗を報告するのですが、報告するプロジェクトに対して幹部揃って「これなんだった?」状態が多発。そのプロジェクトは先週スタートで優先順位高く、真っ先に取り組めという指示が出ていた。が、そのことすら忘れていて一週間たったら関心が薄れて忘れているなんてこともざら。もちろん忘れていたプロジェクトは「忘れるくらいだから要らないよね」と消滅に。こういう事態も、毎週のように発生するので、いちいち気する必要はありません。

 

どんなプロジェクトもすぐに実現できると妄想しているトップ

優先度がつけられないことの一つに「すぐ実現できる」という思い込みがあります。指示を出したら対台のことは3日で実現できると考えている傾向あり。特殊な生物です。実際には人が手を動かして進めるので「言ったから実現する」わけではない。(簡単なものもあるが)そして、各部ともにリソース不足で業務もパンク。ベンチャーへの就職を迷う人は「業務時間が長くてブラックなのでは」と心配や不安視してる人もいらっしゃるかと思います。間違いなく大企業に比べるとブラック度は増していきます。業務レベルでは真っ黒のところが多いと思います。ブラック&ホワイトについては、こちらでも紹介しています。

shibakoooen.hatenablog.com


仕事を擦り付け合う部門関係

部門間のグレーゾーンの仕事ってあるよね。その仕事を誰もやらない。リソース不足ってのもあるのですが元気よく手を挙げる人がいない。ベンチャーではかなり重篤
状況が続きました。私の経験では、グレーゾーンは大企業の方が多いと思っていましたが、いやいやベンチャーも劣らず多い。すべてのボールを打ち返すことはできないので、グレーゾーンは所詮グレー。無視して「自分のエリアに飛んできたボールは確実に打ち返す」くらい肝が据わってなければベンチャーって厳しいかもしれませんね。


売ったはいいが、サービス提供できないやばさ

一番やばかったのがこれ。お客さんに「○○を○月ころ納品します」ということを伝えて受注したが、コロナの影響と称して一向に納品しない。誰もやる気もない。発注してくれた企業には、もうエサはやらない。「ベンチャーだから多めに見てくれよ!」的なモードが社内では爆裂。いや~受発注発生したらそりゃないで!って感じでした。このあたりも、優先度が付かないから手が回らない一例でしょう。ここはきちんと納品しなければ、ただでさえ少ない顧客を失うことになります。全力で取り組むまたは、取り組んでる雰囲気を伝えないと開き直ってはいけないところですね。

 

本業とは違う業務を優先する本末転倒

会社の人員の20%が本業とは異なる業務、トップのYoutbe制作を行う。売上に紐づけばいいのですが、まったく売上貢献しない。毎月フォロワーが○○人を達成しました。という報告が経営会議で飛び交い一喜一憂。プロフィットを担う営業部隊はプンプン怒っている始末。協業体制も崩れ去り、各部独立採算で動いていく状態となっていましたね。ベンチャーだからで社内の結束が強い!という妄想を抱いて入社してはいけません。かなりぎすぎすしている会社もあります。

 

なぜ優先度がつけられないのか
理由はあり過ぎてわかりませんが、恐らく、一つの思い付きに固執し、プロジェクトが発足。そのプロジェクトを見すぎて視野が狭くなっているのかと思われます。現に、次のアイデアが浮かんだらそのことに固執するので先週話した内容を忘れている。一杯ボールを発射するので、優先度高いはずの受注している仕事も手が回らなくなっているという感じでしょうか。もしベンチャーに就職したら、言われたことを真に受けて業務にいそしむとマジで自爆します。言われた業務の50%は洒落か冗談くらいに考えてやらないと何も達成できなくなります。ベンチャーで働くと優先順つける人はいないので、業務遂行能力は高まるかもしれません。

 

トップにはやんわり方向転換を

ご紹介してきた事例は、ベンチャーではまぁまぁあるのかなと思います。しかしこれに流されていては自分の人生の大事な時間を右往左往に浪費してしまいます。トップの性格にもよりますが、真正面から否定しても大丈夫なタイプには「目的と目標のイメージはあるか」と問うのが一つありです。その場で答えられないときはその場でラフでも目的と目標を作り、達成イメージがご自身で思い描くものと同じかどうかを問うのもありでしょう。そのイメージが共有できてるとミッションは進めやすくなります。結構、結果をイメージして「意味ないな」的な話も多かったですね。ベンチャーで働くなら、ある程度のトップマネジメントは必須かと感じます。

 

トップに逆提案

真正面から否定は嫌がるタイプは、厄介な生物です。そんな場合は逆提案で、よりよい方法を提示しましょう。しかし、私も私の会社のトップはアイデアは自分たちが出すものと固定観念があったのでほとんど採用されていませんでしたね。私の提案も糞みたいなものと言えば糞に申し訳ないが大したことはなかったですが。トップがひた走るので、犬のような幹部、従業員ばかりになっていました。これはうまく回っていればいいのですが、ビジネスが回らないときはかなり危険信号です。自分のアイデアが世に受け入れられていない現実を理解しておらず「発注しない人が馬鹿だ」的な空気と社風が流れます。現に受注して、納品できずクレームだらけでも「クレーム言う人が悪い。ベンチャーなんだから手探りは当たり前だろ」と開き直っちゃてます。

 

世の中のベンチャーは似たり寄ったり
計画や戦略なんて、立てたところで、明日はどうなっているかわからないのがベンチャー。マグロと一緒で止まったら死にますからなね。逆に戦略をしっかり立てて、その通りに動くことで売り上げが上がるベンチャーは珍しいし、売上も大きくなっていきます。しかしながら、多くのベンチャーが伸び悩むのは、あれこれと手を出して人、物、金、時間などのリソースを分散させてしまうところに課題があるかもしれませんね。少し客観視して計画的にやれば、成果につながった。なんてことも多いのではないかと。このあたりのさじ加減が、トップの役割だったり、経営幹部とトップとの呼吸であったりするのでしょう。トップマネジメントもやっていきますよ!ってひとはベンチャーで一旗揚げてみてはどうでしょうか。サファリパークみたいで楽しいですよ。いろんな能力が身につきますので、是非ベンチャー体験もしてみてはいかがでしょうか。

【体験】シェアハウスって実際どうなの?入るか悩むその①「既婚者が単身で2年住んでみた」

私は既婚者で戸建てに暮らしておりましたが、一人で暮らしをしてみたいという思考に取りつかれ一人暮らし計画を始めました。そのうち、一人暮らしの選択肢の中に、シェアハウスが入ってきまして。
私の若いころは、同居というと、寮生活や極貧アパートしかなく、シェアハウスってのがなかった。このタイミングでしか経験できないと思い、妻も納得で1年のところを2年住むことができました。

シェアハウスのメリットデメリット、向き不向きはWebサイトにたくさん出回っているので詳細はそちらにお任せして、50歳、既婚者がシェアハウスに住んでみた生の声をお伝えできればと思います。


シェアハウスの一般的な情報はこちら

www.hituji.jp


シェアハウスって言ってもタイプは色々
一軒家を改造したハウスタイプから、元寮を改造したようなアパートタイプまで
非情に幅が広いですが、私はアパートタイプを選びました。狭いけれども自分の部屋があり、リビングに行けば誰かいる。という感じでプライベートが確保できるところを選びました。このシェアハウスには約50部屋あり、私が入居したときで大体40名程住んでいました。出るときはコロナの影響で30名ほどまで下がりましたがまだまだ住んでいます。

 

多彩なイベントの開催
マグロ解体寿司パーティやバーベキューパーティなど多彩なパーティが開催されていました。グループラインで呼びかけが始まり参加する人は返信。参加しない人は特にん返信しなくてもOKという緩さがGood。もちろん、当日気が向いたので参加するというのも全然ありの緩さ。その他にも仲の良い人同士で、キャンプや温泉旅行、ゴルフなど
行かれている方もいらっしゃいました。入居する前は、同調圧力とかあって参加しないと不義理になるのかなとか思っていましたがかなりの自由度で、気分に合わせて参加していました。他のシェアハウスではもう少しきっちり、かっちりやっているとこもあるそうです。その時々で住んでいる人により、気楽さや楽しさへの影響度が大きいかと。
高齢の私も暖かくお迎えいただいてとても楽しかったですね。


気になった「ボスキャラ」について
入居する前は、ボス的な声の大きな人がいて仕切っているかも!?と気になっていましたがまったくそんな気配はなく、いたって自由に皆が暮らしていました。ところがよく聞くと、私の入居する半年前まで、お局様がいらっしゃったそうで、なにやら、騒いで警察沙汰になって退去されたとか。。。やはり住んでいる人に左右されることもあるなと。


家賃の安さ
一人暮らしをするにあたり、やはり家賃には限界がある。特に戸建てで家族持ちの身なため、予算は限りある。しかし通勤時間を極力短くしたいと思って、都心を探しましたが、年数立っている物件でもそれなりのお値段その点、シェアハウスは同じエリアでは7掛け程度で済めましたので、お得です。


騒音や物音について
あります!私は騒音が大の苦手で眠れない。目覚まし時計のチックチックが気になって眠れない人でした。でした。と過去形は、「気にならなくなった」という感じです。
私の部屋の真下は、自由スペースで、麻雀したり歌の練習をしたり映画を見たりと自由に使える場所。夜中でもまぁまぁの音量でアーティストのビデオを見たりとかざらにありました。入居2日目まではかなりに気に合ったのですが、3日目あたりからなぜか気にならず。これは私の仮説ですが、歌を歌う人、麻雀する人の人柄を知っていくことが大きかったかと思われます。まったく知らない人が大声で歌っていると、騒音でしかありませんが、知っている人が歌っていると「次○○うたってくれないかな」とかLINEで「○○歌ってよ」とかやればリクエストに応えてくれそう。とか歌も心地よかったですね。


清潔さ
これも気になるところです。私は無類のきれい好き。大丈夫かと心配したところでした。私の入居したシェアハウスは日祝を除く毎朝、清掃が入っていました。キッチン(ゴミ)、トイレ、シャワールームをはじめ、リビングや廊下の清掃まで。食器は基本使った人が片付けるのですが、やっぱ中には洗わない人がいるんですよね。そういう食器はたまりたまっていくのですが、掃除のおばちゃんがせっせと文句を言いながら
片付けていました。シェアハウスの中には清掃も自分たちで行うところがあります。
めちゃくちゃ安いのですが、やっぱりやらない人がでてきたり、やり方が雑だったりで
いやな思いもあるのではないでしょうか。おすすめは清掃アリの物件です。

 

恋愛について
独身の人は気になるかと思います。私の入居中のカップル誕生は40人の中で5組誕生+1組結婚。カップル誕生率は高いほうではないかと思いますがいかがでしょうか。
大体入居して3か月目くらいでカップルになっていますね。それ以上経過すると
互いを知りすぎて、付き合うにはいたらないようです。
ちなみに私は、既婚者&高齢&見た目悪ということでそちらの面では度外視されていました。

 

住民の皆様について
住んでいる人に関しては、全員と交流するっていうシェアハウスは少ないんじゃないかな。大体リビングで会話する人は入居者の30%~40%程度かなと思います。立地の割には家賃が安いので、単にワンルームマンションの代わりに住んでいる人や郊外に自宅があり、仕事帰りにセカンドハウスとして使われる方もいました。逆に積極的にコミュニケーションをとる方はシャアハウスハシゴをされていてあっちこっちのシェアハウスを1年単位で渡り歩くかたや、自分でシェアハウスを経営したいと郊外の古民家を借りてシェアハウスを始める強者もいましたね。私は50歳を過ぎて入居し、20歳~35歳までの方々と過ごしましたが、私は年齢の違和感はなく、おそらく向こうも特に気にせずフランクに過ごしていたと思います。

 

結局シェアハウスってどうなの
めっちゃお勧めします。買いです!(コロナは横に置いといて)。特に一人暮らしの方で、最近コロナで在宅が多い。という人は人と話す機会が無く。外に出かけることも少なく、ちょっと寂さを感じている方にはお勧め。普段は部屋にいるけど、しゃべりたいなと思ったら、リビングへ。リビングには誰かがいるので二言三言話すくらいでスーッとします。収納も少ないのでナチュラミニマリストで生活でスッキリします。また職場から近くで低料金で住めるところも都心では少ない。快適な2年間を過ごしました。


シェアハウス選びのポイント
・職場からの距離と家賃
・清掃有無
・コミュニティ状況(どんな活動が多いのかなど)

気にしなくてもいいポイント
・騒音(隣の部屋が大音量で。。。とかでなければ)

運に頼るところ
・入居者の性格


シェアハウス一回は住んでみるのも人生でいい経験かもね。

【体験】ベンチャーってぶっちゃけどううなの!?悩むその④「ブラック企業が多いってほんとうなの」

ベンチャーへ就職や転職で迷う人は多いかと思います。
特に就業規則など大丈夫か?深夜残業多いブラック企業か?など自分に関わる部分で心配や不安もあるかと。
ベンチャーを3社歩いて約20社のベンチャーを深くかかわることができた私の知見から悩みの解消とまではいきませんがひとつの考えとしてとらえていただける生の情報をお届けします。

ブラックかどうか、働き方はどうかなどは、面接やオフィス見学などである程度は見分けることができますが、やはり働いてみないとわからない自分に関わる「半径5m以内」のストレスかと思います。半径5m以内の詳しくはこちらの記事をぜひ。shibakoooen.hatenablog.com

ブラック企業の定義などの情報はWEBサイトに一杯あるので、ここでは、実際に働いてみた視点でお届けしたいと思います。

ブラック企業とはそもそもどの程度のことを示すのか。

www.check-roudou.mhlw.go.jp


上の記事では
① 労働者に対し極端な長時間労働や過度なノルマを課す。
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い。
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う。
とあります。

 

②は私は一部上場企業や某運輸業でも経験しているので、さしてベンチャーに特化した話ではなく、どの企業でも発生しうる事例と考えます。ただし発生した後の抑止力は大企業が圧倒的に強いと思います。別の機会で紹介しますが私も大企業時代に会社対パワハラ者で訴訟に発展しかけたかなり強烈なパワハラを経験しています

ベンチャーは評価指標が属人的(社長の御気に入り)になりやすい。大企業でも上司にお気に入りの人は出世が早いなどもあります。ベンチャー特有と言えば、定量評価が少ない企業が多いかと感じます。


①労働者に対して極端な長時間労働や過度なノルマを課す
これはベンチャーでは起こりうることの最も多い事例ではないかと推察します。
私がいた会社では、ノルマは日々、工数管理され、徹底的に効率化を求められる。軍隊みたいな感じでした。就労時間は、22時にには特定の人に限っては帰宅している感じです。特定の人を除いては。

その人は常に終電まで働くことが多かったですね。
ちなみに知人の会社の方は、7時から0時まで、土日もずーっと仕事をされていました。しかし、病んではないし、活力が溢れる方で、たまの休みにはサッカーやバーベキューなど張り切って主催されていました。
逆に定時で帰る人の中から、メンタル疾患が出るケースもありましたね。
メンタル疾患は長時間労働が原因ではあるがそれだけでもなく何ともデリケートで複雑なんだなと感じます。朝昼晩休日問わず働く先に紹介した方も、今は、大丈夫だけど年を取るとダメになる可能性もあります。
私も、実際 40代までは早朝に出勤し帰宅しても仕事をするハードワーカーでしたが50を過ぎた段階から一気に働けなくなりました。
20代と30代ではわかりにくいこともあるかと思いますが、それでも気力体力の衰えはあり、体ときちんとコミュニケーションを行うと「体が悲鳴を上げている」なんてことも。メンタル疾患は専門医やいろんな方の意見があるのでそちらに譲りますがハードワークでも大丈夫な人もいるってことです。

ベンチャーではなぜ、ハードワークになりがちか。これは一概に言えませんが、私の経験では以下の4つが要因かと感じました。
1)方針や戦略が無いので、手戻りが多い
2)経営層の発言が気分でころころ方が変わる
3)社長の思い付きで業務が発生して早く実現しろと言われる
4)やるべき業務とやりたい業務のWワークとなっている
という感じでしょうか。


1)~3)は、どこの会社でも多く、社員が心身共に疲弊してしまう要因です。
ベンチャーでは、日常的に起こります。トップに意見して「はい。そうですね」と聞き分けのいい社長なんていなくて、方向転換は不可能。
どうするか。指示したことすら忘れていることが多いのでやり過ごすか、「成果が出る」と信じて邁進するかが選択肢となるかとも思われます。
実際、私は、この二つの選択肢+ちょびっと進言で働いていました。大体7時~23時、土日もPCと対戦をしていましたがそれほどブラックを感じたことはありませんでした。
それは4)やるべき業務とやりたい業務のWワークをしていたからだと思います。
もっとこうしたい!という気持ちがあると、多少の長時間労働(多少ですよ)は、活力がみなぎっている感じなのであんまり苦に感じないことも多いのではないでしょうか。


逆にやるべきこと、言われたことだけやっていると全くもって面白くないので心身ともにくたびれる。口を開けて仕事を放りこんでもらうのを待つ性格の人はベンチャーに入社する意味もないかもしれません。ベンチャーで働くには過度なノルマや長時間労働はあるけれども、自分自身がやりたいことがあるなどの意思がないと続かない可能性が高いですね。

ベンチャー企業サイドも、強い意志とスキルを兼ね備えた人しか採用できないと、応募者自体が少なくなるので、労務環境や指示命令系統、人事評価制度などを整備しなくては事業活動の継続的な成長は見込めないでしょうね。その整備事態を自分がやるんだくらいの気迫がベンチャーで働くにはいるかもしれません。

長時間労働は、本人の働き方により活力的な方、消極的な方に分かれているかと思います。本気で仕事や社会貢献に取り組みたいと思っている方は、結果論としてハードワークになりがちになるかと思います。長時間労働はブラックかホワイトかは本人のマインドによるところが大きいかも。もちろんもともと体の弱い方もいらっしゃるので、ご自分の体とコミュニケーションを取りながら、自分に合った働き方を見つけてください。

今回は長時間労働のブラックorホワイト度合いについて書きましたが、私自身の考えでは、世の中のブラック企業の、根拠のない降格や異動、各種ハラスメント行為は排除すべきで多くの皆様と同じ考えです。

新型うつなど病にかかられる方も多く、ブラックかホワイトかではなく、調子が悪いなと思ったら治すことが肝心。しっかり休養を取って休みましょうね。本人が自分の異変に気づいてない場合も多いので周りからサポートしてあげることも大切かと思っています。

今回はベンチャー魅力的だけどどうしようかな、と不安や悩みがある人向けに書いてみました。