偶然を楽しむ教科書

素敵な偶然をお届けしたい。

【読書感想】リーダーになったら「すごいリーダー本当に脳が違うのか?!」がおすすめ

・紹介本:すごいリーダー本当に脳が違うのか?!

・本の著者名:苫米地英人

・本の出版社名:株式会社三才ブックス

・発行日:2009年6月

・ブログ執筆日:2021年5月27日

 

真のリーダーとはどの様な人物像や行動、リーダーに必須な能力とは何か?真のリーダーになるにはどうやったなれるのか?に関して脳科学と筆者が提唱する知見の両面からアプローチした1冊。ずばりリーダーとはコントロールできる臨場感空間に、人々を引き寄せさえすればリーダーとなれると言います。また支配的なリーダーもいるが、支配的なリーダーは一次的でしかなく本当のリーダーとはことなる。支配するのではなく、人々に満遍なく幸せと安らぎをもたらす存在。戦争を放棄し経済発展も上位に位置する日本こそ世界のリーダーを排出するべきだと言います。その為、には国民一人一人の目を養うことが必要とも。

管理職の私は、リーダーとは支配ではなく、共感で成り立ち、共感をリードするからこそ責任が発生するという項目が学びになり、さっそく人々の意識をコントロールできるように行動し始めました。

 

こんな人におすすめ

リーダーを目指す人

リーダーか見極めたい人

リーダーになったけど迷いのある人

 



目次

  1. リーダーの条件
  2. 人を引き寄せる魅力
  3. 重要なのはリアライズドバーチャリティ
  4. 人の数だけ世界は存在する
  5. 現実をすり替えることは可能なのか?
  6. 人の世界はどうとでも変えられる
  7. 自然と他人を引き寄せる人物になる
  8. 大切なのは感情を共有すること
  9. 恐怖は一過性の効果でしかない
  10. 自ら進んで楽しまなければならない
  11. 相手が圧倒される程の雰囲気とは
  12. デ・ニーロも学んだ演劇理論で感情を伝達
  13. ナンバー1からプラーナをもらう
  14. 脳科学的にみる「責任」について
  15. リーダーが責任を取る意味
  16. 今よりも上のリーダーを目指す

 

要約

【すごいリーダーの条件】

◆リーダーの条件

様々なリーダーに関する書物はありますが、本書ではリーダーの最低条件として自分が得意としている分野ややりたいとことを実行する。同時に、情報収集能力、同調能力、責任能力の3つの能力が必須。ゴールをリアルに認識し、関係者と強く共有し、人を引き付けてこそリーダーと言える。


◆人を引き寄せる魅力

関係者はリーダーが下した決断を自らした判断と解釈し受け入れて実行。

決して、強要された判断ではない。

【すごいリーダーになるための心の準備】

◆重要なのはリアライズドバーチャリティ

リーダーは他人の心(=脳)の中にある「臨場感空間」をコントロールする。

臨場感を持った世界が、リアルになるため、「自分がコントロールされている」とは気付かせずに、その人の行動や考えが、コントロールする人の意のままに動く。

◆人の数だけ世界は存在する

物理的現実現実世界は、世界の人の数だけある。物理的現実は、世界の人口の数だけ存在する

 

【すごいリーダーに求められる発想の転換

◆人の世界はどうとでも変えられる

臨場感を持つかどうかは自分次第ですので臨場感をもつ世界次第でその人の世界はどうとでもなる。

 

【人の心を掴むには】

◆自然と他人を引き寄せる人物になる

コントロールできる臨場感空間に、人々を引き寄せさえすればリーダーとなります

どのような規模、人数リーダーになるかは、選ぶ人の自由。

 

◆大切なのは感情を共有すること

ポイントは、1つの臨場感空間を2人以上が共有すると、共有している人たちの間で特別な感情が生まれる。リーダーはになる際には、この特別な共有感を生み出し活用する。

 

◆恐怖は一過性の効果でしかない

「恐怖」などは臨場感空間のコントロールでもっとも単純で、なおかつ下劣なテクニック。危機感の強い場は、臨場感が強くなりますが、臨場感のコントロールではなく、支配でしかない。

 

◆自ら進んで楽しまなければならない

より高度な技術は自分の意識状態を用いた臨場空間のコントロールです。もし自分の中で体験をし楽しんだ臨場感をうまく再現することが出来れば、それをそのまま相手に移行させ、コントロールすることが可能。



【一目置かれる存在になれ】

◆相手が圧倒される程の雰囲気とは

いつでもどこでも相手を自分の臨場感空間に引き込むことが出来るようになるにははホメオスタシスの機能をを無意識レベルで活用することで可能となる。「気」を遣うことは一つの方法。

 

◆ナンバー1から「気」をもらう

強い「気」を発する一つの方法は、強い「気」を発する人のそばにいること。強い「気」を発する人のそばに行き、身体で感じることが早道。

 

【すごいリーダーの責任能力

脳科学的にみる「責任」について

責任能力とは「何かあった時に責任をとれるのか」ということです。また、欲望に忠実な自分本位的な感情とは違い、他人のことを思いやったり、宇宙全体を考えたり出来る感情で、社会的情動とも言う。

 

◆リーダーが責任を取る意味

日本での責任論は的外れが多い。自分がコントロールしている空間以外に対する責任はとる必要がない。

 

【真のリーダーへの進化】

◆今よりも上のリーダーを目指す

リーダーとは、ゴールをリアルに認識し、それをすべてのメンバーと強く共有できる人

ゴールが鮮烈であればあるほど、劇的な変化が起こり真のリーダーになれる。