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【読書感想】心を軽くしたくなったら「限りなくシンプルに豊かに暮らす」がおすすめ

・紹介のご本:限りなくシンプルに豊かに暮らす

・著者:枡野 俊明さん

・出版社:株式会社PHP

・発行:2015年10月


目次

 

 

 

読書感想は。。。

シンプルに暮らす目的は何か?その本質が書いてある本著は間違いなく”買い”。ライトな感じで言えば「お片付け」「断捨離」と同様なのですが、「禅」の教えが入ると、やわらかいお言葉で本質が丁寧に伝わってきます。

現代人はとにかく忙しい。メンタル疾患の多さなどはストレスもありますがそもそも情報が多すぎることにより、人間が処理しきれないところに来ているではないでしょうか。そんな中で働き、暮らしていると、いつの間にか自分の心との対話を忘れて、情報肥満になっている。それを解決するには「心との対話」をしてみる必要がある。これってこころに「やりたいか、やりたくないか」「好きか、嫌いか」ということを問いかけることにもあるかと思います。そこから、豊かさが見つかって「本当の豊かさとは心の豊かさ」が見つかる。とはいっても、スマホやTV、PC、打合せなどなかなか、心とゆっくり対話するのは難しい状態。その中でも心と対話するために環境の整え方として、3つの章に分けて日々の暮らし方をお話し頂いています。

 

大体1時間30分~2時間くらいで軽やかに読み進めることができます。

一寸最近疲れたな、新しい一歩を進めたいなと思っている方はサクッと読んで心の贅肉をそぎ落としましょう。


印書に残っている言葉は。。。

「幸せとは”足るを知る”こと」

「知足」という有名な言葉が仏教にあります。

「足るを知る」ということ。今自分が持っているものに満足し、それ以上のものをいたずらに欲しがらない。そういう心を持つことが、人生を豊かなものにしてくれるという教えです。まさにこの言葉こそがシンプルに生きるための真髄です。

 

 

ということが書かれています。

物、人、お金への執着心があるなら手放しましょう。遠い未来への不足している絶望や過ぎ去った過去への執着を手放すことが、本書の一つのテーマ今を生きることに繋がるのでしょう。とはいっても「はい!出来ました」ということには至らないですよね。いいんですそれで。ひとつづつ出来たことに◎をつけていけばいいんです。出来なかったら、出来なかった事実だけ受け止めればいいんです。ゆっくり、丁寧に毎日を軽やかに過ごしましょう。そうすることで「生きるってこういうことなんだ」と気づく時が必ず来ます

 

お薦めの章は。。。

第一章 簡素に暮らす

◆お腹いっぱい食べようとしない

◆100パーセントの快適をもとめない

◆掃除で自分の心を磨く

◆簡素な暮らしを心がける

◆100日間続けてみる

 

第二章 手放して、整える

◆風景を雑然とさせない

◆空間を埋めない

◆今日やるべきことだけを考える

◆遠くばかり見ない。足もとを見る

◆二つのことを同時にやらない

◆「いつかやりたいこと」は今日始める

 

第三章 幸せとは、足るを知ること

◆無心になる

◆一つ一つていねいに為す

◆後悔の念に執着しない

◆毎日を「生き切る」

◆幸せとは「足るを知る」こと

◆一歩退く

◆欲望に心をとらわれないようにする

◆「ここではないどこか」を探さない

 

第四章 とらわれない。抱え込まない

◆孤独を楽しむ

◆イライラしたときは「息を吐く」

◆苦手なことは人に任せる

◆まずは、言葉と態度を整える

◆身の丈に合った暮らしをする

◆頑張りすぎない

◆他人を妬まない

◆自分を偽らない